JUNCTION
2001年5月26日 梅田ステラホール
観客動員数:750人
|
|
■
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
|
×竹内 彩夏 |
|
vs |
|
尾崎 魔弓○ |
(6分59秒、腕固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
シングル王者との一騎打ちという思わぬチャンスに竹内は序盤からラッシュ。さほど体格差がないこともあり、持ち技を駆使して尾崎を結構いいところまで攻め込むと、タイガー3連発で勝負。しかし、これは王者様の器量の範疇。3発目のタイガーを受け切るとすぐさま体を入れ替え、強烈な腕固めでギブアップ勝ち。
|
|
■
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
|
○永島 千佳世 |
|
vs |
|
広田 さくら× |
(6分42秒、クロスアームスープレックスホールド)
|
中島リングアナ・試合のポイント
広田に対し大阪では圧倒的にブが悪い永島。が、例によって自ら広田ワールドに飛び込み試合をエンジョイ。最後はお互いの手首がどうにかなってしまいそうな超高速のバックの取り合い(説明不能)から、あれよという間にクロスアームスープレックスを決めて今回は永島の勝ち。ちなみに大阪での広田のスクリーンは、極端に低打率。
|
|
■
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
|
ライオネス飛鳥
×竹内 彩夏
|
|
vs |
|
尾崎 魔弓
KAORU○
|
(8分59秒、エクスカリバーから体固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
D-FIXはポリスの介入も絡め、意識的にヒール度数を高くして飛鳥組を挑発。よって試合は竹内捕まりっぱなしの展開になるかと思われましたが、大御所3人に交じり竹内が大奮戦。1試合目には見せなかった腰に飛びついての前方回転エビから腕十字という新パターンの攻めで尾崎を大慌てさせれば、飛鳥のピンチは得意の“フレーム外からのドロップキック”でカット。よく動く竹内にD-FIXびいきのおネエ軍団は「ああん、もう!邪魔よ竹肉っ!」とヒート。しかし、竹内の勢いもKAORUに飛びつきキーロックを耐えられ、そのままエクスカリバー気味に急角度で落とされるとピタリ。最後は健闘むなしくエクスカリバーに轟沈。中盤、D-FIXと激しい攻防を展開していた飛鳥は、試合後にKAORUが忘れた机片に唾をペッ! D-FIXは「あえて一歩引く」という飛鳥を燻り出すのが当面の狙いか?
|
|
■
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負
|
○里村 明衣子 |
|
vs |
|
山田 敏代× |
(12分08秒、デスバレーボムから片エビ固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
序盤は静かな探りあい。試合が動き出してからも里村が各種腕狙い、山田が左足へのローキック狙いと、大技乱発ではなくかなりじっくりめの攻防。特に里村は意識的にエルボーなどの細かい技を大きく見せようとしていました。終盤、山田はローを執拗に間に挟みつつ、エルボーカッターで勝負。里村はこれをクリアすると、オーバーヘッドを叩き込み、ブレーンバスターの要領で垂直に持ち上げて、そこから再度肩に担ぐ変形のデスバレー(差し詰めバーティカル・デスバレーとでもいったところか)にチャレンジ。しかし、ローのダメージが大きく、体勢が崩れて残念ながら不発。仕方なく通常のデスバレー2発に切り替えてフィニッシュ。
山田は敗れはしましたが、名古屋の永島戦や大阪の植松戦に比べると、組み立てに工夫があって良かったと思います。しかしながら試合のカラーというか、レイアウトは明らかに里村の領域での試合でした。それは翌日の山田-尾崎による対抗戦世代同士らしい展開と比べて貰えればハッキリとわかると思います。
|
|
■
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負
|
植松 寿絵
×永島 千佳世
|
|
vs |
|
アジャ・コング○
ダイナマイト・関西
|
(13分40秒、裏拳から片エビ固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
壁のようなアジャ&関西に対し、永島&植松は機動力を駆使してかき回しにかかるも、焦りからか珍しくミスが多発。何とか崩れたリズムを戻そうとするも、パワーにものを言わせてくるアジャ組の猛攻に飲み込まれ、今回は完敗。試合後の植松のマイクも、明らかに完敗だけに説得力に欠けていたのは残念。後楽園とは打って変わって意気消沈のチーム・クラッシュに比べ、一方のアジャ組は当然とばかり、リングのド真ん中にドカっと立ちはだかって勝ち名乗り。
|
|